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【次世代足場】アルバトロス足場の特徴や組み立て方を解説!

アルバトロス足場は、次世代足場の中でも比較的広く使われている足場です。
組み立ての簡易さ、安全性、運搬時のコスト減など、さまざまなメリットを兼ね備えています。

しかし、未だ従来式足場のシェアは高いです。
「アルバトロス足場について聞いてみたいけど、近くに使っている業者がいない」といった方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事ではアルバトロス足場の特徴や、従来式との違い、組み立て方などを解説していきます。

【次世代足場】アルバトロス足場の特徴や組み立て方を解説!

【足場界の革命児】アルバトロス足場とは?

アルバトロス足場とは、これまで長く使われてきたビケ足場(くさび緊結式足場)・枠組足場・単管足場などのいい部分を集結して作られた新しい足場です。
これまでの足場に比べ組み立てまでの手順が少なく、作業スペースも広めに確保できます。強度や安全性にも優れており、次世代足場の中では比較的シェア率の高い足場です。

アルバトロス足場の特徴

アルバトロス足場には6つの特徴があります。

1. 広い作業空間を確保できる
2. コンパクトな設計で軽量化されている
3. フランジ手すりで設置労力が軽減
4. 安全性と強度が高い
5. 大組や大払しにも対応部品の種類や寸法のバリエーションが豊か

それぞれの特徴や、従来式との違いについてみていきましょう。

特徴①広い作業空間を確保できる

アルバトロス足場は、従来の足場に比べて作業空間にでっぱる部品が少ないです。
また、高さが180cmとなっており、従来の足場よりも10cm高くなっています。
横幅も同じく10cm広くなっているので、内部の空間を広く利用できます。

特徴②コンパクトな設計で軽量化されている

アルバトロス足場は、一つひとつがコンパクトな設計になっています。
組み立てる際に必要な部品の数が少ないのも特徴です。
そのため、設置時の仮置も最小限のスペースで済みます。
コンパクト化に加えて軽量化も実現でき、運搬時のコストも削減も可能です。

特徴③フランジ手すりで設置労力が軽減

アルバトロス足場では、フランジ手すりを採用しています。
支柱に差し込むだけの使用ですので、両面から緊結部分を同時に抜く必要がありません。
中さんの機能も兼ねているため、施工効率の大幅な上昇が可能です。
打ち込む際も2〜3回程度でしっかりと固定されます。

特徴④安全性と強度が高い

従来式足場の場合、種類によっては布材が抜けやすいといったデメリットがありました。
その点、アルバトロス足場ではフランジ貫通式くさび足場を用いているため、湾曲に対する耐性が強く、抜けにくい仕様となっています。

特徴⑤大組や大払しにも対応

アルバトロス足場は、手すりや支柱の結合部分に抜け止め機能が備わっています。
そのため、ある程度組み立てたあとに移動させる多組・大払し(おおばらし)に対応可能です。

また、足場だけでなく支保工にも対応しています。
使用用途に柔軟性があり、いろいろな建設現場で利用が可能です。

特徴⑥部品の種類や寸法のバリエーションが豊か

アルバトロスは、支柱・布材・先行手すりの基本パーツ+オプション材に加え、さまざまなバリエーションの部品が用意されています。
基本のパーツでもさまざまな建築物に対応できますが、部品の組み合わせによっては円柱などの複雑な建物への設置も可能です。

アルバトロス足場の組み立て方法

アルバトロスの組み立て方法は以下のとおりです。

1. 敷板を設置する
2. ジャッキベースを配置し、固定する
3. 2700・1350・900いずれかの支柱を設置
4. 布材を設置し、2〜3回打ち込んで水平を確認する
5. 後踏み側に先行手すりを設置する
6. 2層目の先行手すりを設置する
7. 床つき布枠を設置する
8. 2層目の前踏み側の床材を設置する
9. 1800・3600いずれかの支柱を3層目に設置する
10. 3層目の外側面に先行手すりを設置する
11. 3層目に床つき布枠を設置する
12. 以降は「8.〜11.」を繰り返す

アルバトロス足場に関してよくある質問

アルバトロス足場に関して、よくある質問に回答しています。
カタログの確認方法やCADのダウンロードに関しての質問もあるため、新しく足場を検討する際の参考にしてもらえると幸いです。

Q1.図面用のCADデータやカタログはどこからダウンロードできる?

アルバトロスのカタログは、足場を制作しているアルインコの公式サイトからダウンロードできます。
CADデータに関しても公式サイトからダウンロードが可能です。
DXFファイルを閲覧できるソフトが必要ですので、ない際は用意しておきましょう。

Q2.壁繋ぎの基準は?

アルバトロス足場の壁繋ぎの基準は、単管足場と同じです。
垂直5m、水平方向5.5mが基準となっています。
枠組足場の基準(垂直9m、水平方向8m)とは異なるため、注意しましょう。

Q3.購入するにはいくらかかる?

アルバトロス足場は、資材開発の大手であるアルインコが開発しています。
価格については明記されておらず、問い合わせて確認するしか方法がありません。
そのほかの資材に関してもすべて問い合わせての確認となっています。

まとめ|アルバトロス足場は従来式足場のいい所取りをした足場

アルバトロス足場とは、これまで現場で活躍してきた足場のいい点を取り入れた革新的な足場です。
組み立て時の作業工数が少なく、施工時間と人件費が削減できます。

さらに、従来の足場よりコンパクト化されているため、運送費の節約も可能です。

作業効率・コスト・安全面どれをとっても申し分ないアルバトロス足場。
現場に導入して、人手を削減してはいかがでしょうか。

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